戻るページ⇒

トップメニュー 薪ストーブの暮らし ガーデン物語 インドアグリーン アンティーク 生活を彩る雑貨たち やきもの/うつわ リンク
前ページ 私たちの住まい 山歩き 音楽 映画 写真 メール

緑に囲まれた家が私たちの理想だった。

家を建てると、次に関心が向かうのは、どこの家庭でも同じだと思うのだが、庭造り。
家がきれいになると、その家を飾りたくなるのが人情なのではないだろうか。

だが、私たちは最初から、小さいながらも気持ちの面でゆったりとした庭が欲しかった。

四季折々の、緑豊かな庭。
春の新緑、秋の紅葉。
木々の葉が彩り、風にそよぎ、その足元で風情ある花々たちを咲かせている風景。
いかにも作ったといった庭でなく、私たちが山を歩いて、美しいとふと足を止める自然な感じの庭。

木は立派なものは買えず、一本一本苗木を買ってきて、植えた。
そして、知人の山から根回しをして運び込んだ、ムシカリ、リョウブ、モミジ、アオハダ、コナラ、ガマズミなど数々の雑木。
息子の力を借りて、二人で汗水たらして運んで作った枕木の小道。
夫婦で、ああでもない、こうでもないと言いながら力を合わせて立てた枕木のフェンス。
山から石を拾ってきて作った炉。


そうやって、お金をかけずに、手間と時間だけをかけて、つくり、育ててきた。
いつしか少しずつ、自分たちの考えに近い、自然な感じの庭に近づき始めた。

緑に囲まれた静かな暮らし。


庭は出来上がるまでに10年はかかると思う。
そうやって少しずつ時間をかけてつくっていこうと思う。
家の中から、デッキから、そして庭に出て、
緑を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごして暮らしたいと思う。


上の写真は、その理想のとおりになってきたデッキ。

けれど、毎年デッキの塗装をしてきたが、傷みがひどくなって、平成15年の春にはとうとう取り壊さざるを得なくなった。
で、残念なことに、今はこの風景はない。
資金ができたらまたデッキを張りなおそうと思っています。



春のウッドデッキ1

ガーデン物語