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春のオオカメノキ(別名ムシカリ)

夫婦二人してオオカメノキ(別名ムシカリ)が好きです。

春に咲く清楚な白い花びらは、まだ大人になりきらない乙女の純潔さを思わせます。
桜の花びらが散ったすぐ後、ムシカリの花びらが追うように散っていく姿は、この世のはかなさと美しさを感じざるを得ません。

そして、秋。
赤く紅葉した葉のなんともいえない風情。

いいなあ。ムシカリって。
大好きです。

「正式なお茶のときにはムシカリの葉っぱにお菓子をのせる。丸くて大きな葉だ。ムシカリという名は、ムシが好んで食べるから、だそうだ」
(「風景を作る人/柳生博」 生和寛著 辰巳出版刊)

春の山を歩いていても真っ先に目に付く白い花。
土手から我が家を見下ろしても、二階のベランダから眺めても、この花の白さと美しさには、いつまでも時を忘れてうっとりと見とれるばかり。

庭のこの木は、友人Mの実家の、山の雑木林にすっくと生えていたものを、酒1本もっていって譲り受けたもの。

平成11年の、梅雨の6月下旬に根回しして、その夏に大きな台風がやって来た時に、倒れないようにとわざわざ出かけていって、周りの木に綱をめぐらせたこともいい思い出。
翌年3月に我が家の庭に嫁いて来た。

そうして今、こういう美しい花を咲かせている。