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甕その1
甕をひっくり返して、その上に苔を生やした鉢をおいている。
骨董については、普通の使い方以外の使い方がないか、をよく考える。
これは単にひっくり返しただけだが、もっと「へー、こんな使い方があったのか」と思うような意外な使い方がないか、そのへんの見立てというか、感性を失いたくない。
この甕は、八ヶ岳のある大泉村の「夢宇谷(むうだに)」で買い求めたもので、
実は、この甕の隣に同じ甕が売っていたのだが、その甕にはモミジだったか少し忘れたが、木が植わっていた。
とてもしゃれていていいな、と思ったが、中に土が入っているし、木も植わっていて、とても買って運んでこれなかったため、木が植わっていないこちらの方を買ってきた次第。
夢宇谷には、ステキなものがいっぱいあって、目移りがする。
求めたいものはいっぱいあるが、値段と持ち運べる持ち運べる限度、そういったものの中から選択をせざるを得ない。
甕その1ということは、その2があるということだろうが、そのとおり。写真の左側にその2がある。
こちらの甕その1のほうは薄く、形がすらっとしている。
左側のほうは、もう少しずんぐりしている。
人の外見や性格と同じように、モノも十人十色、というか十もの十色というべきか。